下期の取り組みとしては、はなまるうどんにおいて、非接触型の最新型店舗を導入する。具体的には、テークアウト専用レーンや、デリバリー用受け取り口を設置する。従業員との接触を避けるためにセミセルフレジを導入する。店内の快適性を高めるため、座敷タイプの客席を用意する。吉野家では、テークアウト専用タブレットなどの導入を目指す。
販売チャネルも開拓する。吉野家は10月1日から、ドラッグストア「ウエルシア薬局」の弁当・総菜売り場で牛丼の販売を本格的に開始した。ウエルシアと北海道のドラッグストア「サツドラ」の一部店舗で牛丼並盛を販売したところ、ランチタイムを中心に一定の需要が見込めたという。吉野家HDは、21年度中に50店舗で牛丼を展開する予定だとしている。また、吉野家の牛丼の具などのダイレクトセールスを拡充し、外販事業(冷凍食品)を100億円規模に成長させる方針だ。
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