月平均の副業収入は全体で16万6800円。月平均10万円以上稼ぐ人の割合は34.4%だった。地域別で、最も高いのは東海の22万6600円、次いで、北海道の21万3600円、関東の20万3900円と続いた。
同社はこの結果について「これらの地域が他の地域よりも副業収入が高い要因の1つには、『株/FX』副業をしている人が多いことが考えられます。特に北海道は副業を解禁している企業が他地域と比較して少ないため、株やFX副業を選択している人が多い」と分析した。
副業をやってよかった点で、最も多く挙がったのは「収入増」だった。全体で見ると77.5%に上った。東海では89.0%が「収入増」をメリットとして挙げており、全体平均を大きく上回る結果に。
名古屋国税局の発表によると、東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)では、2020年の雑所得が前年比で16.2%増加したという。特に愛知は製造業が多く、新型コロナウイルス感染拡大により一時休業や残業時間が減少しているため、副業に時間を充てている可能性が考えられる。
最後に副業をやって悪かった点を聞いた。全体で最も多かったのは「プライベートの時間がなくなる」で41.7%、次いで「心身の疲労が大きい」で36.1%だった。
地域別でも、「プライベートの時間がなくなる」と「心身の疲労が大きい」が多い傾向が見られた。
今回の調査は、正社員である22〜59歳の男女を対象に、インターネットで実施した。期間は21年8月19〜23日、有効回答数は1万5000人。
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