ITツール比較サイト「STRATE(ストラテ)」を運営するSheepDog(東京都品川区)が、30〜50代の会社員を対象に「ハンコ出社に関するアンケート」を実施した。その結果、正社員の30.00%が、リモートワーク中にハンコを押すため、または上司のハンコをもらうために出社する「ハンコ出社」を経験していたことが分かった。
「ハンコ出社」の有無を聞いたところ、「リモートワークではないので、ハンコ出社そのものがない」との意見が46.33%で最多。次いで「リモートワークだが、ハンコ出社をしたことがない」(23.67%)と続いた。
一方でハンコ出社を「過去にしたことがある」(9.33%)、「週1回以上する」(8.67%)など、「リモートワークでハンコ出社をしたことがある」との回答は全体の30.00%に及んだ。
リモートワークをしている人のみでのデータを抽出すると、「過去にしたことがある」17.39%、「月に1回程度する」15.53%、「週1回以上する」16.15%となった。リモートワークをしている人の約16%は週1回以上ハンコ出社をしていることが分かった。
「週1回以上ハンコ出社をする」と回答した人を年代別で見ると、30代が最も多く19.60%。次いで40代の14.75%、最も少ないのが50代の14.28%で、年代ごとに減少する傾向がある。
現在、多くの文書において電子化が可能になり、近年は「脱・ハンコ」の動きがみられるが、まだまだハンコが必要という場面も見受けられる。今後、働き方と合わせてハンコ文化はどのように変化していくだろうか。
調査は、10月22日にインターネット上で実施。宮城県、東京都、愛知県、大阪府、福岡県に住む、30〜59歳の会社員(正社員)300人を対象に行った。
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