後払い決済サービス「後払いドットコム」の運営を行うキャッチボール(東京都品川区)は11月2日、クレジットカード決済や主要スマホ決済、キャリア決済を搭載した「届いてから(SM)払い」を新サービスとして2022年春より提供すると発表した。
「届いてから(SM)払い」(出所:リリース)
「届いてから(SM)払い」とは、ECサイトや通販で、商品が届いてから支払い方法を決められる新しい決済サービス。現金以外にも、クレジットカードやスマホ決済、キャリア決済など、10種類以上の多様な支払い方法に対応するマルチ決済となる。
さらなる利便性を実現し、新しい後払い決済モデルとして消費者のニーズ、および事業者の新規獲得に貢献できる新サービスとして提供するとしている。
新キャッシュレス対応応援キャンペーン(出所:リリース)
また、新サービスのリリース決定を記念して、同社の提供するEC、通販向け後払い決済サービス「後払い.com」で「後払い新キャッシュレス対応 応援キャンペーン」を11月2日より実施する。
国内BNPLと分割払いとの違いはどこにあるのか? 【前編】
近年、後払い決済サービス(以下、「後払い」)の伸長が著しい。ECにおいて主要な決済手段として使われているのはクレジットカードだが、近年、「後払い」がユーザーにとって極めて身近な存在となりつつある。
後払いサービスペイディを、米ペイパルが買収 3000億円
後払いサービスサービスを運営するペイディ(東京都港区)を、米決済大手のペイパルが買収した。買収金額は3000億円。ペイパルは「世界第3位のEコマース市場である日本での越境EC事業に加えて、今回の買収により、国内決済市場で機能やサービスを拡充することで存在感をさらに高める」としている。買収は2021年末までに完了する予定だ。
BNPL利用者の7割がクレカも保有 なぜ後払いを使う?
3人に1人まで利用経験の増えてきたBNPL(後払いサービス)。しかし、意外なことにBNPL利用者のうち70%がクレジットカードも保有していることが、メルペイが行った調査で分かった。「クレカの与信がおりないから後払いを使っているわけではない」(世代・トレンド評論家の牛窪恵氏)わけだ。
BNPLなぜ伸びる? 日本市場特有の理由とは
世界的に大きな潮流となっているのがBNPLだ。これは、「Buy Now Pay Later」の略で、いわゆる「後払い」サービスのことを指す。BNPLはクレジットカードに代わる決済方法として、世界各国で急速に伸びているが、それはなぜか。国内BNPL市場で40%程度のシェアを持つトップ企業ネットプロテクションズによると、実は国ごとに理由は異なるようだ。
お金を払ってくれない人への「督促回収」をSaaS事業化 シリアルアントレプレナーが後払いサービスに見いだした商機
昨今、異業種からの金融事業参入が盛んだ。決済サービスと、それに伴う後払いサービスには数多くの企業が参入し、ユーザーの利用促進にしのぎを削っている。金融サービスだとは思えないほど洗練されたUIUXと、キャンペーンなどのプロモーションに目が行きがちだが、実はこの裏には、地味だが極めて重要なオペレーションが必要になる。督促と回収だ。
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