アデコ(東京都千代田区)は、現役フリーランスを対象に「フリーランスの働き方」に関する調査を実施した。その結果、約8割が「フリーランスを継続したい」と考えていることが分かった。また、2019年に実施したアンケート結果と比較して、全体の年収が増加傾向だという。
フリーランスの働き方を選択した理由を尋ねると、1位が「自分のペースで仕事をしたかった」(57.3%)、2位が「自身がやりたい仕事をしたかった」(43.7%)、3位が「働く時間を自分で決めたかった」(43.3%)で、19年の結果と同じ。ただ、19年に7位だった「職場の人間関係のストレスがあった」は5位に。「一つの会社に縛られたくない」も8位から6位に上昇した。
フリーランスになる前に、正社員や契約社員などの雇用形態として働いたことがある129人を対象に、会社員時代と比較してフリーランスでよかったことを質問したところ、1位は「自分のペースで仕事ができる(ワーク・ライフ・バランスがとりやすい)」(65.1%)で、次いで「仕事以外の自分時間が確保できる」(61.2%)、「やりたい仕事ができる」(59.7%)と続く。19年に3位だった「通勤ストレスがない」は5位に。コロナ禍で会社員にテレワークが普及したために、順位が下がったようだ。
会社員時代と比較して、フリーランスで苦労していることは、1位が「収入が不安定」(69.0%)、次いで「確定申告の手続きがわずらわしい」(48.8%)、「社会的信用が低い」(36.4%)が続いた。19年との比較では、大きな変化はなかった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング