徳島大学発のベンチャー企業として食用コオロギ関連事業を展開するグリラス(徳島県鳴門市)は、国産フタホシコオロギを使用した食品原料を、新ブランド「C. TRIA Originals(シートリアオリジナル)」として、自社ECサイト「グリラスオンライン」で12月24日から発売している。
今回販売する食品原料は、グリラスで養殖した国産フタホシコオロギの粉末「グリラスパウダー」と、同じく国産フタホシコオロギから抽出した調味液「グリラスエキス」の2種。食用コオロギをはじめて扱う人でも気軽に試せるよう、2種の原料を使用したレシピを掲載するブログと、Instagramアカウントを開設した。
グリラスでは、食品ロスを餌として育てた国産食用コオロギの使用による食品ブランド「C. TRIA(シートリア)」を2021年6月に設立。コオロギを介して食品ロスを新たなタンパク源へ循環させる“サーキュラーフード”をテーマとし、これまでにクッキーやチョコクランチ、カレー、パンといった商品を展開してきた。新発売した「C. TRIA Originals」は、顧客から寄せられた「もっとコオロギの味をそのまま楽しみたい」「既製品だけでなく、自分でもコオロギ料理をつくりたい」といった要望に応える目的で誕生したそうだ。
国産フタホシコオロギをグリラス独自の製法で粉末化した「グリラスパウダー」は、煮干しや干しエビのような風味とうま味が特徴で、毎日の料理に加えることで手軽においしさをプラスすることができるという。タンパク質の含有率が約76%と高く、その他にもビオチンや葉酸、亜鉛、鉄分、カルシウムなどを豊富に含む。価格は、50グラムで980円、100グラムで1800円。
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