リクルートは1月27日、「第10回 高校生と保護者の進路に関する意識調査2021」の結果を発表した。高校生に「進路の話をするときに保護者がよく使う言葉」を聞いたところ、最多は「自分の好きなことをしなさい、やりたいことをやりなさい」(58.6%)だった。
次いで、「自分でよく考えなさい」(34.8%)、「自分で決めなさい」(29.5%)、「勉強しなさい」(27.6%)と続いた。
19年に実施した調査と比べ、「自分の好きなことをしなさい、やりたいことをやりなさい」は7.0ポイント増加した。一方、「勉強しなさい」は11.1ポイント減少した。さらに、「いい大学に入りなさい」は前回の調査から2.6ポイント減少し、9.1%という結果に。
高校生に対して、保護者と進路についてどんな話をしているか聞いた。1位は「高校卒業後の具体的な進路(学校、学部・学科、就職先)について」(56.3%)、2位は「将来どんな職業に就きたいか」(54.2%)、3位は「将来の自分の夢」(51.1%)だった。
進路選択についてのアドバイスを難しいと感じる要因を保護者に聞いた。すると、「社会がどのようになっていくのか予測がつかないから」(53.1%)が最も多く、「入試制度をはじめ最新の進路情報を知らないから」(51.1%)、「子どもが何を考えているかよく分からないから」(22.5%)と続いた。
保護者からは「コロナ禍で、子どもが希望する職業が将来成り立つのかという不安は若干ある」「大学に関する情報が得にくい。オープンキャンパスもなく、実感できない」といった声が寄せられた。
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