リクルートの教員向け専門誌『キャリアガイダンス』編集長の赤土豪一氏は今回の調査結果を受けて、次のようにコメントした。
「『勉強しなさい』『いい大学に入りなさい』といったかつてよく聞かれた言葉は減少傾向にある。高校では22年度から本格始動する新学習指導要領で育成すべき資質・能力として『思考力・判断力・表現力』や『主体性・多様性・協働性』が求められる時代となった。これまで重視されてきた知識の習得とその再生の正確性だけでは、これからの社会を生き抜いていくことが難しくなっている中、保護者もそれらを理解し子どもへの接し方、期待することへの変化が表れてきているのも注目の一つだ」
今回の調査は、高校2年生とその保護者を対象に実施した。調査方法は、学校を通した質問紙による自記式調査、もしくはWeb画面からの回答。調査期間は21年9月14日〜10月28日で、高校生1815人、保護者1529人から回答を得た。
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