TOEIC 735点以上は高収入? 50代男性は1.3倍の年収差女性は1.6倍差(1/2 ページ)

» 2022年01月31日 18時20分 公開
[熊谷ショウコITmedia]

 バイリンガルのための転職・求人情報サイト「Daijob.com」を展開するヒューマングローバルタレントは、英語力が年収に与える影響について調査した。その結果、英語力の違いによって、50代の男性で1.3倍、40〜50代の女性で1.6倍の年収差があることが分かった。

英語力と年収の影響は(画像はイメージ、出典:ゲッティイメージズ)

スカウトを受けた人材の90%以上がTOEIC 735点以上

 Daijob.comに掲載中の企業からスカウトを受けた20〜50代の登録者を調べたところ、90%以上がTOEIC 735点以上のスコアを保持する「ビジネス会話レベル以上」の英語力がある人材で、主に30代のミッドキャリア層が中心。女性が10%ほど多い結果となった。

スカウトを受けた人材の特徴(出典:プレスリリース)

 男女別でスカウトを受けた人の平均年収を比較すると、英語力による年収差は、男女ともに20〜30代では大きな差は見られない。一方、年齢が上がるにつれて年収差が開き、特に女性は英語力を生かした仕事に就くことで、生涯年収で大きな差が生じることが明らかとなった。

【男性】英語力と平均年収の比較(出典:プレスリリース)

 男性は30代で一時的に国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」にある平均年収488万円を下回るものの、それ以外の年代では英語力が「ビジネス会話レベル以上」の人材の年収が高い。特に50代では、国税庁の調査結果に比べて1.3倍多い結果となった。

【女性】英語力と平均年収の比較(出典:プレスリリース)

 女性は全年代を通して英語が「ビジネス会話レベル以上」の人材の平均年収が高く、40〜50代では国税庁の調査結果と比べて1.6倍の差が開いている。

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