プロ野球のテレビ中継で選手の姿がアップになったとき、ガムを噛(か)んでいるシーンを目にすることがある。時代とともに、日本のプロ野球でも選手が試合中にガムを噛むことが珍しくなくなった。
ところで、選手は試合中にどんなガムを噛んでいるのか気になる人もいるのでは? 千葉ロッテマリーンズの場合、選手は球団の関連会社であるロッテがつくった専用のガムを噛むことができる。選手専用につくったものなので門外不出に思えるが、ロッテは2021年12月、そのガムを「MARINES PRO MODEL GUM」(3520円)として発売した。
「MARINES PRO MODEL GUM」は19年のシーズンから球団に提供。球場のベンチに置かれ、選手が試合中や練習中、自由に噛むことができるようになっている。一般的なガムと違って噛み始めから硬さの変化が少ないところが最大の特徴だ。
1袋100パック入りで、個包装に2個封入。ロッテグループのECサイトと千葉ロッテマリーンズオンラインストアトの2カ所で、限定1500個が販売されている。
ロッテがマリーンズ向けに選手専用ガムをつくることにした背景には、18年11月に同社内に「噛むこと研究部」という噛むことの専門部署が立ち上がったことがある。部署活動の一環として、マリーンズの選手と共同で選手専用のガムを開発することになった。
「ガムを噛んでいる選手は多いです。噛むこととスポーツは良い関係にあり、噛むことに関するこれまでの研究成果を取り入れ、噛むことを意識したガムをつくることにしました」
選手専用ガムの開発経緯についてこう明かすのは、EC戦略部商品企画課の今井哲也氏。同社は以前から、一部の選手に専用のガムを提供し、硬さや味から選べるようにしていたほか、球場のベンチにはガムをはじめとした同社の菓子類も置き、選手は自由に食べることができた。「噛むこと研究部」の取り組みで、このベンチに置いていたガムを市販品から選手専用ガムに変えることになったというのである。
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