市販化に当たりこだわったことが、球団に提供しているものと全く同じものを発売することだった。噛みやすくなるよう硬さを柔らかくするといったことはしていない。選手が噛んでいるものと同じものなので、ファンにとっては味以外でも満足感が得られるようになっている。
1500個限定で販売することにしたのは、プロのアスリート用にこだわった品質の商品化が初の試みだったことや球団のオンラインショップで販売対応可能なボリュームなどを勘案した結果である。売れ行きは今のところ、計画通りに推移しているという。
「一般ユーザーが噛み続けると疲れるはず」と今井氏。噛めば市販のガムにはない違いがすぐ分かるという。
「MARINES PRO MODEL GUM」の発売をきっかけに、同社としては噛むことと相性がいいスポーツの関連をより意識し、スポーツ用ガムという新カテゴリーを確立したい考え。今後、もし他球団から「買いたい」という話があった場合、今井氏個人としてはスポーツ時にガムを噛んでほしいという想いから、社内に話を通したいそうだ。
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