日本漢字能力検定協会は、企業における上司・部下間の文章のやりとりに関する意識調査を実施した。その結果、「部下の文章にストレスを感じたことがある」と回答した上司は84.5%だった。
ストレスを感じた理由を聞くと、「読み手が必要とする情報が欠けている・説明不足」が最も多く、65.1%だった。次いで、「適切な語彙・表現を選んでいない」(46.5%)、「文に無駄が多く、長い」(38.9%)と続いた。誤字脱字などの文章の誤りよりも、読み手への配慮不足にストレスを感じる傾向が高かった。
部下に対して、自身が作成した文章に対する上司からのアドバイスにストレスを感じたことはあるか聞いた。「ある」「ややある」と回答した人の合計は53.0%だった。過半数ではあるものの、上司と比較すると部下側は約30%低い結果に。
ストレスを感じた理由を聞くと、1位は「人によって指摘のポイントが異なる」(48.2%)だった。2位は「何度も修正を指示される」(30.9%)、3位は「良い文章の手本がない」(28.6%)と続いた。
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