消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
第一三共ヘルスケア(東京都中央区)は、一人暮らし経験者と、この春から一人暮らしを始める人を対象に、「一人暮らしと健康に関する意識調査」を実施した。一人暮らし経験者に「困ったこと」を聞いたところ、1位は「体調が悪くても一人でどうにかしないといけない」(49.5%)だった。
体調不良の時に困ったエピソードを聞くと、「コロナワクチンの副反応の際、高熱にうなされながらも一人で耐えるしかなかった」(27歳)、「何かあっても一人でしないといけないし、きつくても誰もいない孤独感がつらい」(25歳)という体験談が寄せられた。
2位は「宅配便を受け取るタイミングが合わない」(35.5%)、3位は「害虫を自分で駆除しないといけない」(29.0%)だった。
一人暮らしを始める男女に今の気持ちを聞いたところ、最も多かったのは「これから始まる新生活にワクワクする」で38.0%だった。一方、「これから一人でやっていけるか不安」も33.0%だったことから、同社は「新生活へ期待を感じている人と同程度、不安を感じている人もいることが分かった」としている。
一人暮らしで一番「楽しみなこと」は、1位が「同居人に干渉されず、家の中で好きなことができる」(26.5%)、2位が「自宅に友人や恋人を呼ぶ」(23.0%)、3位が「好きな時間に外出・帰宅できる」「自分好みの部屋にデザインする」(同率22.0%)となった。
「不安なこと」については、1位が「お金のやりくり」(44.0%)、2位が「家事」(18.0%)、3位が「体調が悪いとき一人でどうにかしないといけない」(15.0%)という結果に。半数近くが「お金のやりくり」に最も不安を感じていることが分かった。
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