東京メトロは3月24日、「東京メトロmy!アプリ」で新たに東西線の混雑状況を号車ごとにリアルタイムで配信するサービスを始めた。同線は混雑率199%(2019年度)と首都圏で最も混み具合が高い路線だった。
同社は利用者の分散乗車や時差通勤を促すことを目的に、21年7月以降、「銀座線」「丸ノ内線」「千代田線」「有楽町線」「副都心線」の5路線で、号車ごとの混雑状況をアプリを通じてリアルタイムに配信してきた。今回、東西線のシステム整備も完了したため、配信に至った。
同アプリのシステムは、駅ホームに設置した専用カメラが車両ごとの混み具合を撮影。撮影データをクラウドサーバーへ送信し、人工知能(AI)で解析して号車ごとの混雑状況を算出するという。
21年7月の配信開始以降、利用者がリアルタイム混雑状況を確認した回数は約80万回に上るといい、ベビーカーや子ども連れの利用者からも好評を得ているという。
「日比谷線」「半蔵門線」「南北線」の3路線については、22年度上期中の配信スタートを予定している。
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