「必要ない」と思うビジネスマナー 「身だしなみ」や「上座下座」を抑えた1位は?日本能率協会調べ(2/2 ページ)

» 2022年03月31日 13時50分 公開
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ビジネスマナーにおいて「重要視する必要がない」と思うものは?

 ビジネスシーンにおけるさまざまな行動について、マナーとして気になることがあるか尋ねた。

 「会議や打ち合わせ中に携帯・スマートフォンをいじる」ことについて、「気になる」「少し気になる」との合計が、相手が社外の場合で73.1%、相手が社内の場合で68.6%と突出して高く、いずれも1位となった。ビジネス上でもスマートフォンは必須のアイテムとはなっているが、会議や打ち合わせ中の扱いは相手への配慮が大切であることが分かる。

マナー マナーとしてどう思うか (日本能率協会調べ)

 一方、ビジネスマナーで「それほど重要視する必要がない」と思うものはあるだろうか。聞いたところ、「名刺交換」との声が22.1%で最多だった。2位以下は「会議室・応接室での上座下座」(21.4%)、「服装と身だしなみ」(17.7%)と続いた。一方、「すべて重要視する必要がある」という回答も約4割あった。

 コロナ禍でリモートワークが広がり、顧客との面談もオンラインで行われることが増えている。その影響か、名刺交換や会議室での着座方法など、対面での面談時に必要とされていたビジネスマナーの重要度が下がっていることが見てとれる。

マナー それほど重要視する必要がないと思うもの (日本能率協会調べ)

 同協会は、「働き方や価値観の変化を見据えながら、求められるビジネスマナーを見直していく必要がある」とコメントした。

 今回の調査は、会社員1000人を対象にインターネットで実施した。調査期間は2021年12月14〜16日。

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