内定承諾連絡の拘束力について調査した。内定連絡を企業から受けた場合、どのくらいの承諾意志を持つべきかの問いに、「断る可能性も視野に入れて承諾すればよい(40〜50%程度入社するつもり)」と答えた学生は32.5%だった。「とりあえず承諾しておけばよい(20〜30%程度入社するつもり)」は7.2%という結果に。合わせて39.7%の学生が、内定承諾連絡の拘束力は50%以下で捉えていることが分かった。
内定承諾連絡の拘束力は50%以下と考える学生からは、「法的拘束力がないため」「普通、複数の企業を受けているであろうから、断る可能性は十分あると考える」「後で断ればいいと思っている」などが理由として挙げられた。
内定承諾書を提出する際の意志について尋ねた。「断る可能性も視野に入れて承諾すればよい(40〜50%程度入社するつもり)」は23.9%、「とりあえず承諾しておけばよい(20〜30%程度入社するつもり)」が4.6%だった。合わせて28.5%が入社意志は50%以下でも承諾していることが分かった。
調査対象者からは「内定承諾書自体に法的な義務は無いため、承諾後も断っても問題ないと思われる。しかし、推薦書を提出している場合は学校やその後の後輩達に迷惑が掛かるため話は別」「とりあえずキープして安心しながら、より良い企業を見つけたい」というコメントが寄せられた。
今回の調査は、23年春就職希望の「ブンナビ」会員大学生・大学院生を対象に、インターネットで実施した。期間は3月1〜10日、有効回答数は461人。
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