再び事業成長にフォーカスし、いったんの黒字化を経て投資を再度強化したマネーフォワード(記事参照)。4月13日に発表した第1四半期(2021年12月−2022年2月)決算は、計画を大きく上振れした着地となった。
売上高は前年同期から37%増加して47.6億円、同社が最重視するSaaS ARRは40%増加して129億円となった。当初は、売上高42.99億〜43.68億円を想定していたが、3月1日に46.49億〜47.18億円に上方修正したばかり。さらにそこから上振れしての着地となった。
「非常に順調なスタートを切ることができた。大きく上振れして、四半期で過去最大のARR成長だ」(辻庸介社長)
利益面も上振れした。EBITDA(税払い前、税引き前、減価償却費前利益)は、当初24億−19億円の赤字を想定していたが、11.6億円の赤字にとどまった。通期の見通しは変更していないが、大きな成長を目指す期において、幸先の良いスタートを切った。
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