チームメンバーに対して、上司の“ひいき”による不公平を感じたことがある人はどのくらいいるのだろうか。従業員10人以上の会社で働く人に聞いたところ「ある」と答えたのは38.7%に対して、「ない」は61.3%であることが、識学(東京都品川区)の調査で分かった。
「不公平を感じたことがある」と答えた人に、どのようなときに不公平を感じるか聞いたところ「実際の成果に対して上司の評価(査定)が高すぎる」(56.9%)がトップ。次いで「上司の態度が明らかに違う」(41.4%)、「任される業務内容が明らかに違う」(29.3%)、「業務や目標の難易度が低く設定されている」「業務量の負担が明らかに違う」(いずれも20.7%)と続いた。
回答者からは「同じ業務内容、同じような成果で賞与査定に納得できない差があったこと」(38歳 男性/一般社員)、「同じ相談をしても私に対する態度と、チームメンバーに対する態度が明らかに違い不快な思いをした」(36歳 女性/一般社員)などの意見があった。
調査結果を受けて識学は「人によって態度を変える、待遇が明らかに違うといった回答が挙げられた。上司のひいきによって、部下の気持ちや生活に関わる給与査定にまで影響を及ぼしていることがうかがえる」とコメントした。
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