「初心者におすすめのプログラミング言語」ランキング 1位は「Java」 他言語の順位は？（2/2 ページ）

[季原ゆう，ITmedia]

2位「C言語」、3位「Javascript」　その理由は？

　2位のC言語は、1972年に米AT&T社ベル研究所のデニス・リッチー氏が主体となって開発した言語。汎用的なプログラミング言語と言われており、基幹系システムや動作環境の資源制約が厳しい、または実行速度性能が要求されるソフトウェアの開発に多く用いられています。

　近年はIoTやAI、ゲームやVRの開発において他言語と併用して使用されることも多く、できることが非常に多い言語だ。おすすめの理由としては、「汎用性が高く応用がきく」（23歳男性）、「基本となる言語で利用されることが多く、他の言語でも同じように使うことができるから」（41歳男性）、「プログラムの基本を学ぶにはもってこいのプログラムだから」（44歳女性）などの声が挙がった。

　同社は「C言語を習得さえしてしまえば他の言語への応用もできるため、エンジニアとしてキャリアを形成していきたい人は学ぶべき言語。学習を通して得られる知識も多いため、いきなりC言語に挑戦してみる価値はある」としている。

　3位のJavascriptは、webページの作成などユーザーが直接的に触れる「フロントエンド」のエンジニア向けの言語。webページの他に簡単なアプリの開発がメインとなるが、特殊な環境下ではサーバー側での利用も可能となる。

「Javascript」

　回答者からは「単純で理解しやすい」（27歳男性）、「Web系統で一般的」（35歳女性）、「他のコンパイラなど用意する必要がなく、誰でもその環境で練習できる」（46歳男性）などがおすすめの理由として挙がっている。

　同社は「パソコンに入っているテキストエディタとブラウザだけで始めることができるため複雑な環境構築は必要なく、学習を始めやすい言語。『とにかく簡単にプログラミングに触れてみたい』という人におすすめの言語」との見解を示している。

　調査は、ボイスノート会員547人を対象にインターネットにより実施した。調査期間は2020年5月22日〜同年5月25日。

プログラミングのイメージ（提供：ゲッティイメージズ）