2022年は値上げラッシュ 「買う頻度を減らす商品」は?日本インフォメーション調べ(1/2 ページ)

» 2022年05月10日 15時57分 公開

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 マーケティング・リサーチ事業を展開する日本インフォメーション(東京都中央区)は、全国の16〜59歳男女を対象に、「2022年の値上げに関する意識・行動調査」を実施した。その結果、全体の6割が購入頻度を減らす、または価格帯を下げる行動をとると回答した。

日本インフォメーションは、全国の16〜59歳男女を対象に、「2022年の値上げに関する意識・行動調査」を品目別に実施した(画像はイメージ)

 「頻度を減らす」品目で多かったのは、「インスタント麺」(31.4%)、「菓子・スイーツ・デザート類」(31.0%)だった。また、「価格帯を下げる」で多かったのは、「生鮮食品」(30.7%)、「ティッシュ類」(29.3%)という結果に。

購入の「頻度を減らす」品目(出所:リリース、以下同)

 性別で見ると、「頻度を減らす」品目では、男性10代で「コーヒー・紅茶・お茶類」(33.3%、全体より12.3ポイント増)が高かった。男性20代では「冷凍食品」(36.2%、同12.3ポイント増)、「インスタント麺」(43.5%、同12.1ポイント増)が高いという結果となった。

 女性10代は、「栄養ドリンク・栄養補助飲料」(36.1%、同13.3ポイント増)、「スキンケアアイテム」(31.1%、同13.3ポイント増)となった。

購入の「価格帯を下げる」品目は?

 「価格帯を下げる」品目では、男性10代で「インスタント麺」(36.1%、同14.7ポイント増)、「レトルト食品」(37.5%、同14.3ポイント増)だった。男性20代では「生鮮食品」(44.9%、同14.2ポイント増)が高かった。

 女性10代では、「メーキャップアイテム」(37.7%、同18.6ポイント増)、「調理品」(37.7%、同18.5ポイント増)という結果に。

購入の「価格帯を下げる」品目

 22年に入り、日常生活で物やサービスの値上げを実感しているかを聞いた。「実感する」「やや実感する」と答えた割合は全体で79.3%だった。

2022年に入り、値上げの実感はあるか
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