企業の「テックブランド力」調査 「Google LLC」を抜き、1位は「メルカリ」に日本CTO協会が発表

» 2022年05月18日 05時00分 公開

 一般社団法人日本CTO協会(東京都渋谷区)は、ソフトウェアエンジニアなどの技術者を対象に、技術者にとっての開発者体験について、どれくらい魅力的な発信をしている企業かを示す「テックブランド力」を調査した。上位30社を「Developer eXperience AWARD 2022」の受賞企業として表彰した結果、1位は「メルカリ」だった。

ソフトウェアエンジニアをはじめとする技術者を対象に、「テックブランド力」調査を実施した(画像はイメージ)

 2位は「Google LLC」、3位は「LINE」、4位は「ヤフー」、5位は「サイバーエージェント」、6位は「サイボウズ」、7位は「SmartHR」、8位は「Microsoft Corporation」、9位は「ディー・エヌ・エー」、10位は「ゆめみ」と続いた。

5位に入ったサイバーエージェントの藤田晋社長(撮影:河嶌太郎)

 今回の調査は、「開発者体験が良いと思う企業」について技術者1人につき最大3社を回答してもらい、その結果を集計している。名前が挙がった企業を、どんなチャネル(技術ブログやイベント登壇、Twitter、経営者の発信など)で良さそうだと思ったか、どんなイメージを持っているかなど十数項目に及ぶ調査をした。

 同協会は、「本調査は、激化するエンジニア採用市場において、技術者自身からの認知やテックブランド力に関する指標を作り世の中に公表することで、各社のエンジニア採用力強化の指針となるだけでなく、開発者体験の向上と透明性、オープンネスなどの企業文化の重要性が広く認知されることを目的として実施した」とコメントしている。

 調査は、ソフトウェアエンジニアをはじめとする技術者を対象に、インターネットで実施した。期間は1月20日〜2月20日、有効回答数は633人。

「Developer eXperience AWARD 2022」(出所、プレスリリース)

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