新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの酒を提供する店舗が影響を受けた。しかし、コロナ禍でも杉玉は年間15店近く出店を続けている。21年度の既存店売上高は前期比74.7%、22年度上期は同96.2%で、比較的ダメージは少ないほうだ。
この背景について同社は、広く人気がある寿司をメインに提供していることがあるのではないかと分析する。客層は男女、年齢に限らず幅広い。また、店内の照明も明るくしてあるのでファミリー需要も取り込める。コロナ禍で酒類提供に制限があった際も、「寿司屋」としての利用も多かった。グループ全体でテークアウトやデリバリーのノウハウ蓄積があったため、店内飲食の売り上げ減を補うことができたという。
居酒屋業態が苦戦しているワタミが、寿司と焼き鳥を主力とした「すしの和」を21年12月にオープンするなど、寿司業態への注目度は高まっている。グループの調達力や、ユニークな商品戦略で杉玉はどこまで成長できるか。
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