消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。
デサントジャパンが、ビジネスパーソンの通勤時におけるビジネスバッグに関する実態調査をした。その結果、20〜30代は6割弱がリュックタイプを使用し、ビジネスバッグの主流になっていることが明らかになった。
通勤時に使用しているバッグについて、「リュック」と回答したのは20代が57.0%、30代は56.3%で、手持ちタイプ(20代:38.5%、30代:39.9%)より多い結果となった。
リュックタイプを使用する際に気になる不快点は、「背中に汗をかきやすい」「背中のムレ」といった回答が最も多く、「やや気になる」の回答数を含めると、「背中の汗」(67.0%)、「背中のムレ」(66.0%)ともに全体の3分の2以上が「気になる」と回答した。特に30代の外出頻度が多い外回り中心の勤務形態の人は、不快と感じることが多い傾向にあった。
勤務形態別にリュックタイプへの意識に差がみられた。デスクワーク中心の場合は好意的だった一方、外回り中心の場合は「ビジネスシーンに合わない」というイメージや、「背中の汗・ムレ」の他、「衣類にシワが付く」などを懸念する回答があった。職業柄、顧客からの視線を意識してリュックタイプの使用にやや消極的であるようだ。
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