この先も現職で勤め続けることを想定しているかについては「想定していない」が12.1%、「どちらかというと想定していない」が18.2%。合わせて30.3%の人が、現職で勤め続けることは想定していないと回答した。
では、キャリア形成を目的に能動的にスキルを身につけたり学んだりする機会を作っている人はどの程度いるのか。全体の約7割(68.1%)は何かしらの機会を作っていると回答した。
ただし、その内訳を見てみると「必要なときだけ作っている」が最多の27.7%。「定期的に作っている」は15.5%にとどまった。「定期的に作っている」と回答した人が最も多かったのは20代(28.0%)という結果になり、多世代と比較して意欲的な姿勢が見受けられた。
経歴や保有するスキルなどを明文化・言語化する「キャリアの棚卸し」をしているかを聞いたところ、「定期的にしている」との回答は全体の17.1%。年代別で見ると、20代において「定期的にしている」と答えた人が最も多かった(32.8%)。スキル習得やキャリアの棚卸しは、世代が若くなるほど積極的に行われていると言える。
コロナ禍で、より転職を考えるようになった人の割合や、スキルの習得・キャリアの棚卸しの実施有無において、20代は総じて高い結果となった。社会の変化によってもたらされた不安定な状況により、若い世代が強く危機感を覚えている状況が浮き彫りになった。
調査はSansanが、2022年5月16日〜18日、転職経験のある20〜50代のビジネスパーソン1000人(各年代につき250人)を対象に、オンライン上でのアンケート形式で行った。
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