消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
「2022年上半期のトレンド料理ワード」大賞は「オートミール」――そんな結果が、アイランド(東京都渋谷区)が運営する料理インフルエンサーネットワーク「フーディストサービス」の実施した調査で分かった。
2位は「麻薬たまご」、3位は「ヤンニョム〇〇」、4位は「大量消費レシピ」、5位は「アラジントースター」だった。
大賞の「オートミール」と回答した人からは、「スーパーに必ずオートミールが売っていて、本屋にはオートミールレシピの本が置いてあり、とにかく人気があるとうかがえる」「影響をうけて、オートミールお好み焼きやオートミールハンバーグは今でも作っている」「料理にパン、スイーツと無限にレシピが広がり食べ方もたくさん増えた」といったコメントが寄せられた。
2位の「麻薬たまご」は、保存容器に刻んだ長ねぎやニンニク、唐辛子などの調味料を入れ半熟卵を漬けた韓国発の味付け卵である。「YouTubeやInstagramで投稿を多数見て、実際に自分もそれが影響で作ったため」「卵という身近な素材で簡単に作ることができるので」「早速マネして作ってみたところ息子たちがドハマりし、しばらく冷蔵庫に常備している状態が続いた」といった声が聞かれた。
3位の「ヤンニョム〇〇」と答えた人からは、「お弁当のおかずにもぴったりで人気なのもよく分かる」「最近は市販のソースでより作りやすくなった。チキンだけでなくヤンニョムソースに合う食材を見つけて調理するのも楽しい」「ヤンニョムの甘辛い味が好き。チキンだけではなくいろんな食材ともあう」というエピソードが聞かれた。
「2022年上半期トレンド料理ワード大賞」フーディストサービス統括リーダーの久永千恵氏は、「今回のアンケート結果から見えてきたのは『多様化する健康志向』と『アジアグルメの日常化』であった」とコメントした。
本発表の対象期間は、21年12月1日〜22年4月30日。フーディストサービスが運営するメディア及びコミュニティー「レシピブログ(ブログ)」や「フーディーテーブル(Instagram)」「スグレピ(Twitter)」の各編集部が、期間中の検索数や投稿数などを基に、22年上半期に注目された料理関連ワードを選出。10〜60代以上の男女で各サービスに参加するユーザーを対象にアンケートを実施した。アンケート実施期間は22年5月19〜5月26日、有効回答数は371人。
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