米マイクロソフト(MS)が1995年から提供するWebブラウザ「Internet Explorer」(インターネットエクスプローラー、IE)のサポート終了に注目が集まっている。IEサポート終了を受け、Web解析サイト「StatCounter」の情報から、Webブラウザの世界シェアと日本国内におけるシェアを改めて確認してみよう。
言うまでもなく、世界シェア1位は米グーグルの「Chrome」だった。シェア率は驚異の64.95%(2022年5月末時点、以下同)と他を圧倒している。2008年9月にリリースされたブラウザで、表示速度が早く、セキュリティレベルも高いのが特徴。関連サービスの開発もしやすく、「拡張機能」を使うことで、ユーザー自身が自在にカスタマイズできる汎用性の高さも圧倒的シェアを誇る要因とみられる。
グーグルが提供する文書作成ソフトや表計算ソフトとの連携も優れているため、これまでの主流だった「Microsoft Office」ではなく、グーグルのサービスで社内会議の資料を作成するビジネスパーソンも多いのではないか。
シェア2位は米アップルが手掛ける「Safari」で19.01%だった。Chrome同様、高速ブラウジングを実現しており、快適に利用できるようにしている。iPhoneやiPadなどアップル関連製品との親和性が高いのも大きな特徴だ。
ChromeとSafariで全体の83.96%をマークしており、残りを複数サービスで分け合っている状況。3位以下は「Edge」(3.99%)、「Firefox」(3.26%)、「Samsung Internet」(2.85%)、「Opera」(2.11%)の順だった。6月16日にサポートを終了するIEのシェア率は0.64%だった。
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