相談しづらい「父の会社の事業継承」 父の日が絶好のきっかけに?今後、どうする?(1/3 ページ)

» 2022年06月19日 07時00分 公開

 M&Aキャピタルパートナーズ(東京都千代田区)は、「父の日」にあわせて、経営者を父に持つ子どもを対象とした実態調査を行った。父親の経営する会社の事業承継について、「話す予定はない」人が最も多く、36.3%だった。

M&Aキャピタルパートナーズは、経営者を父に持つ子どもを対象に「父が経営する会社の事業承継実態調査」を行った(画像はイメージ)
父親が経営する会社の事業承継について、話す予定はありますか?(出所:プレスリリース、以下同)

 「話す予定がある」と答えた人は11.8%、「話すきっかけがある」もしくは「話す予定である」人は25.5%だった。「すでに話している」と答えた人は19.6%にとどまった。

今年の「父の日」をきっかけに話す?

 「話す予定がある」「話すきっかけがあれば話す予定である」と回答した人に、今年の「父の日」をきっかけに話そうと思うか聞いた。「非常にそう思う」が28.9%、「ややそう思う」が13.2%と、合わせて41.1%が「父の日」をきっかけに話をしたいと考えていることが分かった。

今年の「父の日」をきっかけに、父親が経営する会社の事業承継について、話そうと思いますか?

 また、「非常にそう思う」「ややそう思う」と答えた人に、なぜ「父の日」をきっかけに話そうと思ったのか尋ねたところ、「高齢になり体の心配もあり、事業を継続するかどうかは顧客への配慮もあるため」(47歳)や、「将来の話をしたいから」(32歳)などの回答が目立った。

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