「割り込み」「中断」が多すぎます! 中間管理職がタスクをさばくコツはありませんか?マネジャーの悩み(2/2 ページ)

» 2022年06月30日 19時00分 公開
[大槻智之ITmedia]
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具体的な仕事の落とし込み方

 例えば、今やっている仕事のなかでも定型的な業務であれば、作業マニュアルをちゃんと作成すれば(1)から(2)以降の仕事に早変わりするのです。マニュアル作りのコツとしては、とにかく誰がやっても再現性の高いものにすることを心掛けてください。つまり“超簡単”にすることで、管理職→ベテラン社員→若手社員→アルバイト→ロボットとへと置き換えが可能になります。

 (1)についても「割り込み」してくる内容がある程度一定であれば、Q&Aの作成やマニュアルの作成により削減できる可能性があります。仮にマニュアル化できないものであっても、大まかなルールを作ります。例えば「クレームについてはどのような状況でもすぐに報告する事」「見積もりの相談は3営業日前でOK」や「社内のことであればLINEで質問する事」といった具合です。

QA どうしても邪魔されたくないタスクはその旨を予定表に入れる(写真はイメージ、提供:写真AC)

 その他、どうしても邪魔されたくないタスクの場合は、その旨予定表に入れてみてはどうでしょうか? つまり、「その時間帯は声をかけてこないでね」というのをあらかじめ周知するのです。それでも、自席で声をかけられてしまうのであれば、声をかけないでねという意味で「ただいま作業中」といった張り紙でもしてみましょう。

著者紹介:大槻智之

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1972年4月、東京生まれ。2010年3月、明治大学大学院経営学研究科経営学専攻博士前期課程修了。経営学修士。特定社会保険労務士、傾聴アソシエ、採用定着士、ジョブオペ認定コンサルタント、仕組み経営コーチ、500社を超えるクライアントを抱える社会保険労務士法人・大槻経営労務管理事務所の代表社員。採用、目標管理、評価制度、業務改善、経営仕組み化支援までHR全般を手掛ける。人事担当者の交流会「オオツキMクラブ」を運営し、300社(社員総数20万人)にサービスを提供する。


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