こうした商品が売れる背景にあるのが、外出需要の高まりだ。新型コロナの陽性者数減少で、旅行ニーズも上昇傾向にある。
ネットリサーチ事業を行うクロス・マーケティング(東京都新宿区)が20〜69歳の男女1100人を対象に、今夏の旅行に関する調査を実施したところ、約7割が「泊りがけの旅行に行きたい」と回答。「泊りがけの国内旅行に行きたい」と答えた人は56.8%と半数を超えた。
「お出かけ需要の増加に伴い、お出かけに使える便利なグッズに対する購買意欲が高まっている。口コミやTV・新聞・Webなどのメディアで紹介された商品情報を参考にご購入いただける方も多くいる」(ロフト広報)
競合の「東急ハンズ」でも商品が売り切れになる事態が続出しているように、急激な暑さで一部品薄になっている商品も出てきている。
これに対し、同社は「本部の商品部と店舗が連動し、売れている商品や在庫が薄くなってきている商品についてはメーカーに追加で発注手配を行うなどして、できるだけ多くのお客さまに商品がお届けできるよう尽力している」と強調。「これからの季節を少しでも快適に過ごせるような便利なグッズを取りそろえているので、ぜひロフトの店頭やロフトネットストアなどでご覧ください」としている。
暑さ対策を巡っては、ソニーの「着るエアコン」(「REON POCKET 3」)の売れ行きが好調なほか、スリーアール(福岡市)が繰り返し使えるネッククーラー「ひえリング」の予約販売を開始している。厚労省も熱中症リスクが高まるとして、近距離での会話時を除き、屋外でのマスク着用を控えるよう注意喚起を出している。
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