大東建託は九州・沖縄地域に住んでいる人を対象に、居住自治体の満足度調査を実施し、「住みここちランキング」「住みたい街ランキング」として集計し発表した。「住みここち」では、3年連続で福岡市中央区が1位に選ばれた。
「住みここち」ランキング1位の福岡市中央区は九州最大規模の繁華街である天神や、大濠公園・薬院・六本松を抱える福岡市の中心部。複数の鉄道路線や長距離バスのターミナルもあるため、交通網の面でも優れている。
自治体の担当者は「大学生などの若者の割合が高く、元気なまち。水炊きやもつ鍋をはじめ、全国一の取扱額を誇る新鮮な魚など、おいしい食べ物がたくさんあるのも大きな魅力」と説明する。
住む人からは「あらゆる生活・娯楽に必要なものが近くにある」「人通りがあるため夜も怖くない」などといった意見が寄せられた。
2位は2年連続で福岡市城南区。「西南社の湖畔公園」などをはじめとした水辺のある公園が多い。
3位には昨年7位だった沖縄県北谷町(ちゃたんちょう)が入った。北谷町は米軍基地の跡地に開発された美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジが若者に人気が高い。住む人からは「中学生までは医療料無料などの制度があり、子育てもしやすい」といった感想が挙がった。
「住みここち」ランキングの上位20自治体を見ると、21年の21位からTOP20入りしたのは鹿児島県姶良市。その他の顔ぶれに大きな変化はないが、福岡県春日市が15位→5位、沖縄県中城村が14位→6位、沖縄県豊見城市が7位→13位と順位を上げている。
ランキングを因子別に見ると「生活利便性」の5位、「交通利便性」の3位に福岡市博多区、「行政サービス」の2位に沖縄県嘉手納町など、TOP20に入らなかった自治体名も並んでいる。
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