「1分1ラウンド」で最強を決める総合格闘技エンターテインメント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」を運営するBreakingDown(東京都渋谷区)は、7月17日に開催する「喧嘩道 presents BreakingDown5」の前日会見を開催した。事前に発表した全21試合に出場する選手たちが一堂に会し、一時は乱闘を繰り広げるなど騒然とした場面もあった。
同大会で注目を集めるのは、初代「K-1WORLD GP 2017」ファイナリストのモハン・ドラゴン選手(ネパール)と、「Mr.アウトサイダー」として知られる啓之輔選手の戦いだ。他にも、「アウトローのカリスマ」との異名を持つ瓜田純士選手や、オーディションで元ボクシングチャンピオンからKO勝ちをして話題となったハイメ選手らが登場する。
全21試合の対戦カードには女性選手も登場しており、今回は女性の視聴者も取り込む狙いだ。
同大会をプロモートしているスペシャルアドバイザーの朝倉未来さんは、「(格闘技イベントの)RIZIN(ライジン)やUFCのように実力を楽しみにしている人よりも、エンターテインメント、本気でケンカをしている姿を楽しみにしている人が多いので、視聴者が求めている会見になってきた」と話した。
その上で「オーディションに参加した選手はもちろん、記者会見で頭角を現した人もいる。試合も面白いが、ストーリーも面白い。失うものが大きい人や試合にかけるものが大きい人。選手たちにはそれぞれの人生があるので、人間ドラマを楽しんでもらいたい」と大会への期待を話していた。
BreakingDown5をプロデュースするレディオブック(東京都渋谷区)の代表取締役CEOのYUGOさんは、こう話す。
「いろいろな試行錯誤をしてきた。今後もトライアンドエラーを繰り返しながらもっと大きなイベントにしていきたい。BreakingDownのテーマの1つに『人間讃歌』を置いているが、それが垣間見えるような全試合になると思う」
同大会の観戦チケットは、有料課金型のオンライン視聴システム「PPV」(ペイパービュー)チケットと、試合会場で選手の戦いを間近で観戦できる「オフライン観戦チケット」を用意した。
ライブ視聴チケットは、「Breaking Down LIVE」と「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で販売する。前売りチケットは、2800円(ABEMA内で購入、使用できるサービス内通貨「ABEMAコイン」では2330コイン相当)、当日チケットは3300円(2750コイン相当)に設定した。
今回のBreaking Down LIVEは、限定特典として視聴者参加型の判定機能を導入したのが特徴だ。試合は会場のジャッジ(審査員)4人に加えて、視聴者によるオーディエンス投票の結果を1枠加えることによって、視聴者の意思を判定結果に含められるようにした。試合終了から30秒後に投票を締め切りとし、臨場感が出る演出としている。
一方のオフライン観戦チケットは、限定数十席を用意し価格は20万円に設定している。
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