消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
大手旅行会社のエイチ・アイ・エス(東京都港区)は、観光地の魅力を紹介する「観光カード」を使った「観光カードグランプリ」を開催した。その結果、1位は「長野県長野市 戸隠神社」、2位は「山口県山口市」、3位は「北海道北見市」となった。
観光カードは、IT事業を手掛けるワンネット(鹿児島市)が日本の観光地を広く発信することを目的に展開しており、自治体などが観光地の魅力を紹介する。現在180の自治体などが利用している。名刺サイズで表面は全面に写真を、裏面にはその土地の名称とQRコードを記載し、そこから各観光地の地図やスポット情報が掲載された専用サイトを閲覧することができる。
今回、この観光カードを使い、持ち帰り枚数で潜在的な人気観光地を発見する「観光カードグランプリ」を実施した。長野市にある善光寺最大の盛儀として有名な、7年に1度の「善光寺御開帳」(4月3日〜6月29日)の開催に合わせ、善光寺と長野駅構内の2カ所でカードを配布した。
「観光カードグランプリ」の第1位は、「長野県長野市 戸隠(とがくし)神社」で、持ち帰り数は8022枚だった。
同スポットは創建以来2000年余りに及ぶ長い歴史を持つ神社。奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社から成り立ち、中でも奥社は戸隠神社の御本社として開運、心願成就、五穀豊熟、スポーツ必勝などの御神徳があるといわれている。また参道杉並木を含む戸隠神社奥社社叢(しゃそう)は、長野県の史跡・天然記念物に指定されている。
2位には「山口県山口市」(持ち帰り枚数7992枚)がランクイン。観光カードとなっているのは四季折々の美しさを魅力とする、国宝の瑠璃光寺五重塔(るりこうじごじゅうのとう)。同スポットは「西の京」といわれ、山口を代表する観光名所となっている。
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