安倍晋三元首相の暗殺事件で、逮捕された山上徹也容疑者の犯行動機につながるような話が伝わってきている。
山上容疑者は、母親が宗教団体「統一教会(現在の名称は、世界平和統一家庭連合)」に多額の献金をして家族が困窮してきたことを背景に、旧統一教会と安倍元首相が親しい関係にあると疑念を持ち元首相を手製の銃で殺害した。
確かに同教会は、政治家などとも長く関係を築こうとしてきたことが明らかになっている。ただ、政治家がまとまった票をもらえる組織に働きかけをするのは当然でもあり、安倍元首相のみならず、多くの政治家が宗教団体との関係性を指摘されている。
今回、旧統一教会に話題が集まっているが、実は海外でも安倍元首相の暗殺を受けて、メディアを中心に旧統一教会の存在に注目が集まっている。特に教祖の文鮮明氏(ムン・ソンミョン)がかつて積極的に活動を行っていた米国では、ビジネスなどにも絡んだ話が出てきている。
もともと日本における霊感商法でカネを集めてきた同教会は、今でも「日本の文化」を利用しているフシがある。日本としては看過できない話も出ているので、詳しく見ていきたい。
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