auじぶん銀行(東京都中央区)は、小学生の子どもを持つ30〜50代の男女を対象に、「子どもの夏休みと金融教育に関する調査」を実施した。家庭内で自身の子どもに金融教育を行っているか聞いたところ、「行ったことがない」と回答した割合は80.4%に上った。
家庭で金融教育を行ったことがない人に理由を尋ねたところ、最も多かったのは「自分自身も理解できていないから」(66.2%)、次いで「教え方がわからないから」(35.8%)、「まだ早いと思うから」(30.1%)だった。
家庭での金融教育事情について、親の金融教育に関する知識の実態を調査した。自身について金融に関する知識が不足していると感じることはあるか聞いたところ、「とても感じる」(33.0%)と「まあ感じる」(46.8%)の合わせて、約8割が金融知識の不足を感じていることが分かった。
知識不足を感じる瞬間について、「きちんとした教育を受けたことがないため、何が正しいのかわからない」(福岡県42歳男性)、「昨今の経済状況で何が問題なのかが分からない」(京都府31歳女性)、「NISAやiDeCoなどの本を読むがよく理解できない」(山口県44歳女性)などの声が多く聞かれた。
金融知識を身に付けるために、何かしていること(したこと)はあるか尋ねた。最も多かったのは「書籍や参考書などを読む」で20.4%、次いで「YouTubeなど金融関連の動画を見る」が19.0%、「経済番組を見る」が18.8%であった。一方「何もしていない(したことがない)」人は55.8%と、半数以上の人は知識不足は感じつつも行動を起こせていないことも分かった。大人になってから自ら金融知識を身につけるために行動することはハードルが高いと感じている人も多いことが伺えた。
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