消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
自動車のWEBマガジン「CarMe(カーミー)」と動画メディア「CARPRIME(カープライム)」は「ドライブレコーダーに関するアンケート」を行い、300人から回答を得た。「あおり運転」に対しドライブレコーダーに効果はあったか聞いたところ、「ない・あまりない」と答えた人は24.0%となり、「効果はあった・ややあった」の20.7%を超えた。
内訳は「ない」が19.7%、「あまりない」が4.3%。「どちらとも言えない」が55.3%、「ある」が9.3%、「ややある」が11.3%となりった。ドライブレコーダーだけであおり運転を防げるわけではないと感じる人が多かった。
利用しているドライブレコーダーのタイプについて、最も多かったのは「ドライブレコーダー単体で購入する」で40.3%、次いで「カーナビ内蔵型」が18.0%、カーナビオプション品が6.3%だった。利用していない人も35.3%と3人に1人いることが分かった。
ドライブレコーダー選びで重視したことを尋ねた。1位は「前後どちらの映像も撮れるか」で156人、2位は「カメラの画質」で120人、3位は「駐車時も記録してくれるか」で85人だった。
前方の車、後方の車どちらからのあおり運転も防ぐため、前後どちらの映像も撮れることを重視する傾向がうかがえた。また、「カメラの画質」と答えた人からは、画質が高くないとあおり運転を受けた時に証拠にならない可能性があるという声が聞かれた。
危険な「あおり運転」を巡っては、2020年6月に道路交通法が改正され、取り締まり強化を目指した「妨害運転罪」が創設された。
しかし、チューリッヒが21年7月に行った「あおり運転実態調査」では、あおり運転をされた経験があるドライバーは5割とまだ半数程度いることが分かった。個人レベルでのでの防御策や予防がまだまだ必要と言えそうだ。
今回の調査は、全国の男女を対象に、インターネットで行った。実施日は6月30日、有効回答数は300人。
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