PayPayフリマは“野菜”がお得? 5月の購入件数は前年比2倍

» 2022年08月11日 10時00分 公開
[サトウナナミITmedia]

 さまざまな場所で目にするようになった「値上げ」の文字。ヤフーの運営するフリマアプリ「PayPayフリマ」が物価上昇に関するアンケートを行った結果、物価上昇を「感じている」「やや感じている」と回答した人の割合は約94%となり、 大多数が物価高騰の影響を受けていると回答した。そんな中、PayPayフリマ上では、「野菜」が売れているという――。

photo 物価が上昇している今、安く買いたいものは?

 物価上昇している今だからこそ安く買いたいものを聞いたところ、1位は「野菜」(23%)となった。次いで、「服」(20%)、「日用品」(19%)と続いた。実際、PayPayフリマで野菜を購入するユーザーは増加し、5月の購入件数は、前年同月と比べて約2倍に増加している。

photo PayPayフリマでの野菜の購入件数の推移

 特に価格の高騰が話題となった玉ねぎは、市場価格の上昇に伴い、PayPayフリマでの購入件数も増加。農林水産省の商品価格動向調査によると、6月の玉ねぎ市場価格は、前年 と比べて約2倍に上昇している一方、PayPayフリマでの玉ねぎの平均購入価格は微増程度で、購入件数は約6倍にまで増加している。

 このことから、同社は「市場価格が高い時にPayPayフリマを賢く活用している人が増えているのではないか」と推測している。

photo 玉ねぎの市場価格とPayPayフリマでの購入件数(農林水産省:商品価格動向調査)

 PayPayフリマで野菜を購入した場合、「形がそろっていない、サイズが規格外のためスーパーにはおろせないなどの理由から市場より安く買える」という点に加え、「農家や趣味で栽培している人から直接届くため、農薬不使用など作り手のこだわりがつまっている」「新鮮な状態で届く(発送日に収穫するケースも多くみられる)」などの利点があるという。

 調査は6月23日〜30日、20代以上の男女253人を対象にインターネットで実施した。

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