燃え尽き症候群になったことがある医師に、その時にどのような行動をしたか聞いた。最も多かったのは「何も対応せず、そのまま勤務を続けた/続けている」(102人/42%)だった。次いで「退職し、別の勤務先へ転職した」(88人/36%)、「休職し復帰した/現在休職している」(26人、10%)だった。行動を起こした医師の中では、「退職・転職」を選んだ医師が多いことが分かった。
勤務先で実施されている医師のストレスケア・メンタルケアの施策はあるかの問いに、最も多かったのは「実施されているものは特にない・知らない」(245件)、次いで「定期的なストレスチェックテスト」(217件)、「人事や労務などによる相談窓口」(121件)だった。
エムステージは、「医療従事者は燃え尽き症候群になりやすい職業と言われている。人材不足などによる長時間労働や過重労働といった医療機関の環境課題も抱えている。2024年からは医師の働き方改革の施行が予定されており、コロナ禍でさらに厳しさを増している医療機関も多い中、医療機関における働き方改革・健康経営の取り組みが求められている」とコメントした。
調査は、医師求人サイト「Dr.転職なび」「Dr.アルなび」に登録する会員医師を対象に、インターネットで行った。期間は8月2〜8日、有効回答数は584人。
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