決裁者マッチングプラットフォーム「チラCEO」を運営するオンリーストーリー(東京都渋谷区)は、総額約9.55億円の資金調達を実施した。これにより、累計資金調達額は約26億円となる。
同社は、「つながりを通した経営課題解決支援」をしている企業で、決裁者マッチングを通してB2Bの課題である営業課題解決を中心に、周辺の経営課題解決まで支援している。
具体的には「チラCEO」を運営していて、2014年2月から決裁者マッチング事業のパイオニアとして事業を手掛けてきた。「チラCEO」に有料登録すると、同じく有料登録している他の「チラCEO」会員に加え、無料決裁者マッチングアプリ「ONLY STORY」の会員ともつながれるようにしている。
従業員規模や購買ニーズなどから条件を検索して会員にメッセージを送付したり、ONLY STORYのプラットフォーム掲示板に投稿された法人購買ニーズをチェック、マッチングしたりできる機能を提供。他にも性質の違う5つの手法を通して、決裁者アポの獲得につなげられるようにした。
ONLY STORYは、無料会員数が約3000社だったところから、直近1年半の間に会員数を6000社超と2倍以上に伸ばしている。
会員獲得が好調な要因として同社は、「会員の質を維持したり向上させたりするために多数の施策、新機能開発を実施した他、会員双方のニーズが可視化しやすいようサポートしている。大手企業の利用が増えたことも大きい」と話す。1年前と比較すると、月間で2倍以上、企業の決裁者向けにプレゼン会を開催していることが会員数の伸びにつながっているという。
事例の種類としては、従来多かった「営業」だけでなく、「出資」などにつながるマッチングも提供ができたという。
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