昨今、インボイス制度開始に向けて請求書周りのSaaSが非常な盛り上がりを見せている。各社は、Peppolに関して基本的には対応する方針をうたっている。ただし、そのスケジュールについては明示しているところはほとんどない。
それはなぜか。「PDFでもいいんじゃないか?」という意見がまだまだ多いのも事実だ。現在の請求書受領サービスの多くは、紙やPDFでも問題なく取り込める点をウリ文句にしている場合が多い。各社がPeppolに対応してしまったら、多様なフォーマットに対応できるという利点が薄れてしまう。
自社だけがPeppolに対応しても、使い物にならない。あくまでフォーマットの異なる各社のインボイスを接続する仕組みだからだ。「誰かが手を挙げないと、なかなか進まない」と、山田氏は今回のPeppol対応発表の意義を話す。各社、様子見の印象もあったPeppol対応。業界が動き出す一つのきっかけになるだろうか。
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