最近の潮流としては、TikTokやインスタグラムの投稿から、飲食店選びをするZ世代の存在も増加している。
これらの人々は、インスタグラムのハッシュタグ検索機能やTikTokのグルメアカウントなどの投稿写真や動画を確認した上で、信頼できる店舗かを判断している。ハッシュタグで店舗名を検索すれば、写真や動画付きの複数の投稿を閲覧することができるため、文章のみのレビューと比較して信憑性も高く、それぞれの投稿者が実際に足を運んだ証拠もつかめる。
また、インスタグラムのような実名で稼働しているユーザーも多いSNSのアカウントでは、悪質な店舗を良い店舗として紹介すると、その人が当該SNSで活動していくことが難しくなってしまう。このようなSNSは、各投稿に「アカウントの信頼」が担保された状態となっている優れたレビューアプリとみることもできる。
今後は、食べログなどのレビューサイトやSNSを多面的に比較することで情報の取捨選択を行い、悪質な飲食店から自衛するというスキルが求められてくるだろう。例えば、各サイトやSNSの投稿をまとめて二次的に総合評価を提示するようなサービス横断の比較サイトなども台頭してくるかもしれない。
1級FP技能士・FP技能士センター正会員。中央大学卒業後、フィンテックベンチャーにて証券会社の設立や事業会社向けサービス構築を手がけたのち、2022年4月に広告枠のマーケットプレイスを展開するカンバンクラウド株式会社を設立。CFOとしてビジネスモデル構築や財務等を手がける。Twitterはこちら
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