消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
学生向け衣料の製造・販売を行うカンコー学生服(岡山市北区)は「中高生の夏制服と温暖化対策」に関して、全国の中学・高校生計1200人を対象にアンケート調査を行った。夏の制服について「クールビズ」導入の是非を尋ねたところ、賛成が7割近くに上った。
近年、地球温暖化の影響で夏の暑さが深刻な状況となり、企業はクールビズ(夏場の冷房時の室温を28℃で快適に過ごせる軽装や取り組み)が定着している。こうした中、子どもたちの制服にもクールビズは取り入れられないか――との問題意識から、同社は中高生のクールビズ導入の賛否や、夏制服で良いと思うスタイル、夏制服にあると良い機能・特徴などを尋ねた。
まず、夏の制服のクールビズ導入についてどう思うかを尋ねたところ、「賛成」(66.7%)が最も多く、「反対」は1.1%だった。「賛成とも反対とも、どちらとも言えない」は32.3%だった。
制服のクールビズとして、良いと思うスタイルは、「ノーネクタイ」(41.8%)が4割を超え、次いで「Tシャツ」(34.3%)、「ポロシャツ」(33.9%)――とシャツに対するスタイルが挙げられた。続いて、「ハーフパンツ」(20.0%)、「ノースリーブ」(5.7%)などの軽装を希望する回答が挙がった。
制服にあったら良いと思う機能・特徴は、「通気性」(77.5%)、「吸汗・速乾」(65.1%)、「防臭・抗菌」(61.1%)が多かった。
続いて、「紫外線カット」(46.6%)、「汚れが目立たない、つきにくい」(43.0%)、「汚れが落ちやすい」(42.6%)、「肌触りの良さ」(40.5%)、「透け防止」(40.3%)、「温度調節」(37.7%)――などが挙げられた。
調査は7月、全国の中学生351人、高校生849人の合計1200人を対象に、インターネットで実施した。
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