iPhone 14発表、期待された機能はどこまで実現したのか?(1/5 ページ)

» 2022年09月08日 07時23分 公開
[ITmedia]

 日本時間9月8日早朝、アップルは最新スマートフォンのiPhone 14を発表した。世界で最も注目される製品の一つであるiPhoneは、毎年秋の発表会の前に、各所から“噂”が飛び出ている。これらの噂はどこまで正しかったのか、期待された機能はどこまで実現したのかチェックしてみよう。

新たに発表されたiPhone 14とiPhone 14 Plus

iPhone 14 miniは登場しない?

 同じ性能のカメラやチップを、より小さいボディに収めて登場したiPhone 12 mini。翌年もiPhone 13 miniが投入されたものの、いずれも販売は思わしくなく、iPhone 14では“mini”モデルが登場しないと噂されていた。

 答えは◯。やはりminiは登場しなかった。ハイスペックな小型モデルは、2世代で幕を閉じることになった。代わりに、ディスプレイサイズが拡大した「iPhone 14 Plus」が新たに登場。「Plus」名は5年前の「iPhone 8 Plus」以来だ。

iPhoneの価格は上がる? 下がる?

 世界的に続くインフレ、そして半導体など部材価格の上昇から、毎年価格が上昇してきたiPhone。今回は、さらに価格が上がるという順当な噂がある一方で、「予想とまったく異なる」、つまりもしかしたら値下げがあるかもしれないという噂も出ていた。

 発表された価格は次の通り。

  • iPhone 14 128Gバイト 11万9800円 (+2000円)
  • iPhone 14 256Gバイト 13万4800円 (+2000円)
  • iPhone 14 512Gバイト 16万4800円 (+2000円)
  • iPhone 14 Plus 128Gバイト 13万4800円
  • iPhone 14 Plus 256Gバイト 14万9800円
  • iPhone 14 Plus 512Gバイト 17万9800円
  • iPhone 14 Pro 128Gバイト 14万9800円 (+5000円)
  • iPhone 14 Pro 256Gバイト 16万4800円 (+5000円)
  • iPhone 14 Pro 512Gバイト 19万4800円 (+5000円)
  • iPhone 14 Pro 1Tバイト 22万4800円 (+5000円)
  • iPhone 14 Pro Max 128Gバイト 16万4800円 (+5000円)
  • iPhone 14 Pro Max 256Gバイト 17万9800円 (+5000円)
  • iPhone 14 Pro Max 512Gバイト 20万9800円 (+5000円)
  • iPhone 14 Pro Max 1Tバイト 23万9800円 (+5000円)

 このように、iPhone 14でそれぞれ2000円、iPhone 14 Proシリーズでそれぞれ5000円の値上げとなる(それぞれApple Store価格)。前回値上げがあった7月1日から、さらに9円程度の円安が進み144円まで円の価値が下がったことを踏まえると、値上げ幅は小さいともいえるかもしれない。

 ちなみにドル建ての価格を見ると、iPhone 14は799ドルからでiPhone 13と変わらず。iPhone 14 Proは999ドルからで、iPhone 13 Proと変わらず、ドル建てでは値上げはされていない。

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