YouTuberヒカル、初の著作を発売 「思考術」「勝ち方」の全てを語る：3種類のカバー、ステッカー特典で付加価値（2/2 ページ）

[コネムラメグミ，ITmedia]

カバーは3種類

　カバーは、「通常カバーVer.」「Amazon限定カバーVer.」「TSUTAYA限定カバーVer.」と、3種類のカバーを作成した。Amazon、TSUTAYA限定は数量限定での販売としている。

（左）通常カバーVer.　（中）Amazon限定カバーVer.（右） TSUTAYA限定カバーVer.

　初回限定特典として、オリジナルステッカー全10種を作成。書籍1冊につき、ランダムで10種類のうちどれか1枚を封入する。カバーやステッカーなどの付加価値を付けることによって、ヒカルさんのファンに訴求し、書籍の販促につなげる狙いがあるとみられる。

オリジナルステッカー全10種

　ヒカルさんは兵庫県生まれのユーチューバーであり実業家でもある31才。2013年にゲーム実況チャンネル「Hikaru Games」を開設。16年に現在のメインチャンネル「ヒカル（Hikaru）」を開設した。テンポの良いトークと異彩を放つ企画で人気を集め、YouTube チャンネル登録者数100万人と200万人到達の国内最速記録（当時）を打ち立てた。

　19年にはアパレルブランド「ReZARD（リザード）」を創業。ファッションショーへの出演や、ファミレスとコラボしメニューを考案し記録的な売り上げを達成するなど、さまざまなパフォーマンスを披露している。22年8月時点でチャンネル登録者数は480万人、総視聴回数は42億回を超える。

人気YouTuberヒカル

　YouTuberが書籍を出版する事例が相次いでいる。

　YouTube講演家の鴨頭嘉人さんが出版した『もう人間関係で悩まない！コミュニケーション大全』（鴨ブックス）は、発売1週間で累計3刷2万3000部と「異例の売り上げ」をあげているという。

　鴨ブックスは、好調の要因を「YouTubeなどのフォロワーが180万人を超えるコミュニケーションの専門家である著者の集大成であることも、店頭で本書を手にした読者の心をとらえたものと思われる」と分析している。

　今後も人気YouTuberの書籍が、出版界を席巻しそうだ。