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部下がどんどん「指示待ち人間」に──絶対にしてはいけないマネジメント法マネジャーのお悩み相談室(3/3 ページ)

» 2022年09月12日 07時00分 公開
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「指示待たせ人間」にならないために

「指示待たせ人間」にならないために(画像はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

 指示待ち人間を生むようなマネジメントになっていないか? マネジャーの皆さんには一度考えてほしいと思います。

 指示待ち人間であふれることの弊害の3つ目に挙げた「メンバーの離散」は特に深刻な弊害だと思います。

 いくら優秀なメンバーを採用しても、マネジャーが「指示待たせ人間」であれば、メンバーは離れていきます。何度採用しても、何度も離れていきます。

 つまり、そのマネジャーが運営するチームのOSが「メンバーを活躍させるOS」になっていないのです。このようなチームは、どんなテコ入れをしようが成果を残すことはありません。

 マネジャーの皆さんはぜひ一度、ご自分のマネジメントを振り返り、才能ある優秀なメンバーの活躍の芽を摘んでいないか、確認してみてください。

著者:長村禎庸(株式会社EVeM 代表取締役 兼 執行役員CEO)

2006年大阪大学卒。リクルート、DeNA、ハウテレビジョンを経てベンチャーマネージャー育成トレーニングを行うEVeM設立、現在同社代表取締役。DeNAでは広告事業部長、AMoAd取締役、ぺロリ社長室長兼人事部長などを担当。ハウテレビジョンでは取締役COOとして同社を東証マザーズ上場に導く。 EVeMでは創業2期で数百人のベンチャー経営者・マネージャーにマネジメントトレーニングを提供。2022年に書籍「急成長を導くマネージャーの型」も発売。


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