柄澤氏は、持ち運べる冷凍冷蔵庫のヒットを受けて、今後の展開も検討しているという。
「今回、18リットルと26リットルの展開でかなり実績をあげられました。今後の展望としては、さらに大容量の商品を作ったり、あとは当然ですが物をたくさん入れてしまうと重くなるので、ハンドルだけではなくキャスター付きの商品を開発したりなどの展望を持っています」
コロナ禍以降、おうち時間の増加により“セカンド冷凍庫”や“セカンド冷蔵庫”の需要が急増している。
ハイアールジャパンセールスが7月に実施した調査では、冷凍室がいっぱいになることに悩みを抱える子育て世帯が多く、約9割が「今以上の冷凍スペースが必要」と回答した。
各メーカーもさまざまな商品を展開している。例えば、2019年から冷凍庫・冷蔵庫に参入したアイリスオーヤマでは、スリムタイプのセカンド冷凍庫が人気で、19年と比べて21年には販売台数が約10倍になったという(関連記事)。
激戦化するセカンド冷蔵・冷凍庫市場の中で、名前の通り持ち運べて、冷凍・冷蔵の切り替えができる点に強みを持つこの商品はどこまで爪痕を残せるか。ドン・キホーテの底力に注目したい。
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