セブン&アイ・ホールディングスは、8月度におけるセブン‐イレブンの売り上げ状況や商品動向について発表した。
既存店の売り上げは前年比104.7%、全店売り上げは同105.1%だった。既存店ベースの客数は同101.1%、客単価は同103.6%という結果に。同社は、「3年ぶりに行動制限のない月となり、行楽や帰省、各地でのイベント再開などによる人の動きの回復が見られ、前年を上回る客数となった」と分析している。また、セブンプレミアム15周年を記念した販促イベントなどを実施したことにより、既存店の売り上げや客単価が前年を上回ったとしている。
特に、8月2〜15日に開催したカレーフェアが好調だった。コロナ禍で集客に苦戦する店舗も増えたため、セブンでは「この商品が買いたい」という目的をもって来店してもらうことを狙い、さまざまなフェアを開催している。カレーフェアもその一環で、第1弾を過去に実施している。
第1弾の「カレーパーティ」は4月5〜18日に実施した。「銀座デリー監修 チキンコルマカレー」(626円)、「ナイルレストラン監修 ナイルチキンカレー」(594円)、「ルー・ド・メール監修 特選ビーフカレー」(810円)など全10アイテムを投入。カレーやオムライスを提供する東京・神田の名店「ルー・ド・メール」が監修した商品を取り扱うのは初めてで、しかも価格は810円だった。
広報担当者によると、ディリー食品の中で810円というのはかなり高額の部類だという。
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