鴨頭嘉人『コミュニケーション大全』、累計5刷3万部を突破 書店の粗利率の向上目指すビジネス書の基幹書店で1位(1/2 ページ)

» 2022年09月25日 18時43分 公開
[季原ゆうITmedia]

 出版社の鴨ブックス(東京都豊島区)は、8月18日に発売した新刊『コミュニケーション大全』(著者:鴨頭嘉人さん)が累計の発行部数が5刷3万部を突破したと発表した。同書は八重洲ブックセンター本店など、さまざまなビジネス書の基幹書店でランキング1位を獲得している。

photo 「コミュニケーション大全」累計5刷3万部突破(出所:プレスリリース)

 本書は、YouTubeなどSNSの総フォロワー数が180万人を超える「コミュニケーション」の専門家である著者の集大成だ。「1対1での話し方」「多人数に向けたスピーチ」「オンラインコミュニケーション」といったビジネスパーソンが活用するシーンを設定し、現場で使えるスキルを身につけられる実用書となることを目指すとしているという。

photo 八重洲ブックセンター本店1階のランキング(出所:プレスリリース)

 5刷までの経緯として、「書店の粗利率を通常より10%アップする」という同社の設立趣旨に賛同した書店から多数の注文を得て発売前に2刷が決まった。さらに全国の書店に並んだタイミングで売れ行きが伸び、週間ベストセラー1位を獲得するなど全国の書店でランキングを席巻した。発売3週間で4刷、4週間で5刷3万部と、ビジネス書としては異例の売れ行きを記録している。

 同社は、出版業界に革命を起こす「書店を応援する出版社」としてYouTube講演家の鴨頭嘉人さんが設立。創業時より自社の利益を減らし、書店の利益を増やす契約を結び、書店の粗利率30%を目指す出版社として創業した。

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