ホットクック超え!? アイリスの回転鍋から見えた調理鍋市場のこれから:知らないと損?業界最前線(4/5 ページ)
さらにこの頃、インテリア雑貨店での家電販売が広がっており、これをきっかけにデザイン性が高いシンプル家電が増加。A-Stageの「Re・De Pot」やBRUNOの「マルチ圧力クッカー」などは、デザイン性の高さに加えて一人暮らしなどの少人数・単身者世帯向けでもあり、普及が広がる一助になった。
シロカは、自動調理機能を搭載する電気圧力鍋を15年から手掛けるメーカーの1つ。低価格化もけん引している。写真は21年発売の上位モデル「おうちシェフPRO」(実勢価格1万7800円)
電気調理鍋市場の盛り上がりは、各社の販売台数からもわかる。ホットクックはシリーズ累計40万台以上(21年6月時点)、シロカもシリーズ累計40万台(21年7月時点)、アイリスオーヤマは累計50万台(21年9月時点)を販売している。さらに東芝ライフスタイルが40年ぶりに電気圧力鍋市場に参入するなど、多くのメーカーが製品を販売している状況だ。
冒頭で紹介した共働き世帯の増加に加え、コロナ禍によるおうちごはん需要の高まりなども手伝って、電気調理鍋市場は大きく拡大を続けたのだ。
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