MBOとは、マネジメントバイアウト(Management Buy-Out)の略。企業の経営陣が、自社の株式を買い付ける、企業買収の手法の一つです。
事業の立て直しなどを急ぐ場合に、経営陣が既存の株主から株を買い取ることで経営権を取得するために行われます。今回、プレナスはMBOを経て上場を廃止し、経営の改革を急ぎます。
プレナスは、10月17日〜11月29日に株式の公開買い付け(TOB)を実施。価格は1株2640円としています。
同社の22年3〜8月期の連結決算は、売上高が732億円(前年同期比3%増)、純利益が27億円(同31%増)と、昨年に比べ復調した結果でした。ただし、円安や原材料の高騰など、飲食チェーン事業にとって逆風と言える状況が続いています。
同社は「短期的な成果に捉われない経営の意思決定」のために、MBOを実施すると発表しています。MBOによる上場廃止後は、フランチャイズチェーンの構造改革やエリア拡大戦略の推進、サプライチェーンの効率化、経営管理・業務プロセスの改革などを実施する見通しです。
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