パンフォーユー(群馬県桐生市)が「パン白書」として、今流行しているパンを調査した。その結果、「カヌレ」が1位を獲得した。
カヌレはフランス発祥で、「溝のついた」という意味の「カヌレ」型に入れて焼くことが名前の由来とされる。同社は「パン業界だけでなく広域で扱われるようになったのが一因ではないか」とコメントした。
過去、日本では1995年ごろにブームが起こった。最近ではパン店のほか、洋菓子店での販売も多く、専門店も登場するなど第2次ブームの様相を呈している。
直近では、ローソンが9月27日に発売した「濃厚カヌレ」が、7日間で累計販売数約200万個を突破。オリジナルスイーツブランド「Uchi Cafe」の商品では、2019年3月に発売した「バスチー−バスク風チーズケーキ−」の記録に次いで、史上2番目の速さで販売数100万個を突破した。同社によると、購入者の約7割が女性で、まとめ買いが多いという。
この他、コンビニではファミリーマートが5月に「生カヌレケーキ」を、セブン-イレブンが8月に「アンデイコ カヌレアイスバー」を発売するなど、各社がしのぎを削る。
2位は「フルーツサンド」だった。色とりどりの果物が入った断面の写真など、SNSを意識した人気が底堅いと推察できる。3位は低糖質パン。健康意識の高まりなどから、糖質制限という観点で注目が集まっているようだ。以下、5位までのランキングは次の通り。
調査はパンフォーユーが提供しているサブスクリプションサービス「パンスク」会員2008人を対象に、22年9月21〜28日の期間、インターネットで実施した。
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